大型旋盤 豆知識
カテゴリ一覧
全ての事例 一覧
-
2021.08.30
超合金を造るにはー溶解についてー
インコネル718のような超合金を造るには様々な工程を経る必要がありますが、ここでは一番最初に行われる溶解という工程について説明します。 簡単に言うと、溶解とは原料となる金属を溶かして混ぜ合せた後に冷やして固める作業です。金属を溶かすにはその融点以上に温度を上げる必要があるので、原料を誘導加熱を利用し...続きはこちら>>
-
2021.08.30
超合金の使用時の色は?
鍛冶職人が熱した鋼材を叩いている様子を見たことがある人もいるかもしれませんが、金属を加熱していくと真っ赤に焼けた色になって行きます。所で、赤く焼けた鉄の温度はいったい何度なのでしょうか? 熟練した職人は、この火色から凡その加熱温度を推し測り作業をしています。 温度は白色に近いほど高く、明度の低い赤色...続きはこちら>>
-
2021.08.30
超合金の耐酸化性
超合金が高温で使用できるのは、高温での強度が高い事は勿論ですが、他にも耐酸化性が良好であることが挙げられます。 金属は高温の大気中で使用すると、大気中の酸素によって金属が酸化され表面には酸化物(酸化スケール:金属元素と酸素の結びついた化合物)が生成されていきます。 この酸化物(酸化スケール)が表面か...続きはこちら>>
-
2021.08.30
超合金は高温強度がなぜ高い?
超合金は鉄鋼材料と融点が変わらないのに、なぜ高温強度が高いのでしょうか?不思議に思ったことがありませんか? 少し専門的になりますが、金属材料の強度を高くするひとつの方法として析出強化という強化機構がありますが、インコネル718でもこの強化機構を使用しています。 析出強化を簡単に言うと、熱処理(材料を...続きはこちら>>
-
2021.08.30
超合金(超耐熱合金)とは・・・
皆さんはインコネル718(Inconel718)という名前を良く聞かれることがあると思います。このインコネル718ですが、超合金(超耐熱合金)の中のひとつの材質名で、Special Metal Corporation.の登録商標名です。 今回は、このインコネル718(主要成分下記(※1))が属する超...続きはこちら>>
-
2021.07.02
なぜ超耐熱合金の切削は難しいのか?
インコネルなどの超耐熱合金は、一般的に切削しにくい材質として知られています。またステンレスなどと違い材料が高価なため加工におけるミスは許されないため、敬遠されることが多くあります。 そんな中、大型旋盤・ターニング加工.comを運営する秦精工では、超耐熱合金などを含む特殊鋼の加工を数多く...続きはこちら>>
-
2021.05.20
大型の旋盤加工品は、どこまで高精度化できるのか?
大型旋盤加工品あるいはターニング加工品と呼ばれる大きな丸物ワークは、小さな旋盤加工品と比較すると求められる寸法精度や幾何公差も緩くなりますが、用途によっては百分台の加工精度が求められるケースもあります。 それでは、立旋盤で加工を行うような「大型旋盤加工品」は、通常どこまで精度が出せるも...続きはこちら>>
-
2021.03.27
大型旋盤における立旋盤・横旋盤の違い
1.大型旋盤とは 大型旋盤とは、一般的にはφ300以上の旋盤加工のことを指します。旋盤加工を行う機械には、汎用旋盤、自動旋盤、NC旋盤、立旋盤など様々なものがありますが、大型旋盤の中でも大きな部類(φ500以上)の場合は立旋盤が用いられることが一般的です。実は、大型旋盤という言葉自体、...続きはこちら>>