大型旋盤 豆知識

2022.03.30

どのように大型旋盤加工品に斜め穴加工するのか?

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一般的に大型旋盤加工機、ターニング加工機は、旋盤加工に特化しているためミーリング機構が搭載されていません。そのため、大型旋盤加工品に穴開け加工が求められる場合は、別途マシニングセンタにより加工を行う必要があります。穴あけ加工には、縦型マシニングセンタが使用されることが多いですが、縦型マシニングセンタでは斜め穴加工を施すことができない場合があります。

 

例えば、小さなサイズの旋盤加工品の場合、ワークを傾けることで縦型マシニングセンタであっても斜め穴加工することが可能です。しかし、大型旋盤加工品はワークが非常に大きいため、容易にワークを傾けることができず、縦型マシニングセンタにより斜め穴加工することは非常に困難です。

 

では、大型旋盤加工品に斜め穴加工が求められる場合はどうするのでしょうか。

実はこういったケースの場合、5軸加工機を用いて大型旋盤加工品に斜め穴加工を施します。5軸加工機では、通常のマシニングセンタとは違い、あらゆる方向から加工を行うことができるため、斜め穴加工にも対応することが可能です。ちなみに、当社ではΦ600程までの大型旋盤加工品に対応できる5軸加工機を保有しています。

下記動画は、当社の5軸加工機を用いて大型旋盤加工品にインペラ加工を施している様子です。是非ご覧ください。

当社では、このように5軸加工機を用いることで、大型旋盤加工品への斜め穴加工にも対応しております。また、5軸加工機に加えて、φ1800×1500までの旋盤加工に対応した立旋盤、大型のCNC旋盤(MAX:φ600×長さ2000)や長尺旋盤(MAX:φ600×長さ2800)を設備しています。これらの設備によりお客様のあらゆる大型旋盤加工のニーズにお応えし、高精度な大型旋盤加工品を製作することが可能です。

また、こうした高精度加工は確かな検査体制・測定設備が求められますが、当社では最大測定範囲:X1600xY3000xZ1200のミツトヨ製Crysta-Apex S163012などの測定機器も完備しております。高精度且つ難しい加工が求められる大型旋盤加工品も、ぜひ安心して大型旋盤・ターニング加工.comにお任せください。

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