大径リング 大型旋盤加工サービス

素材が無垢材である場合、リング形状へと加工するためには、中央部分を削る必要があります。一方で、リング形状の素材（鍛造品）を使用すれば、中央部分の切削加工が不要となり、加工コスト、並びに、材料コストを抑えることが可能となります。そのため、条件に問題がなければ、リング形状にて鍛造可能な材質を選定することが望ましいです。ちなみに、リング形状にて鍛造することが難しい材質としては、ダイス鋼等が挙げられます。

薄肉の大径リング形状の加工品製作には、非常に高度な技術が求められます。また、高精度が要求される場合は、精度確保のため余肉や余長が必要な場合もあります。そのため、薄肉形状且つ、高精度な製品をお求めの場合は、素材調達段階から加工業者に相談し、加工工程を鑑みた素材を選定した方が良いでしょう。大型旋盤ターニング加工.comを運営する秦精工では、お客様のご要望に応じて、素材を調達することも可能です。お気軽にご相談ください。

一般的に、SUS304の大径リング形状の製品を加工する場合、リング鍛造品から切削加工を行います。この際、リング鍛造品ではなく板巻溶接パイプを素材として使用することで、材料費と余肉工数を減らすことができ、コストダウンへとつながります。板巻溶接パイプを使用すると加工精度が保てないといった懸念もあるかと思いますが、大型旋盤・ターニング加工.COMを運営する秦精工では、肉厚が20mm程度であれば、φ600程度でもはめ合い公差H7に対応することが可能です。

＞＞大径薄肉リングは、板巻溶接パイプからの大型旋盤加工で20％コストダウン