大型旋盤 豆知識

2024.07.12

真円度±0.01の大型旋盤・ターニング加工を実現するポイント

ブログ・豆知識

実は、大型旋盤・ターニング加工.comでは、大きな旋盤加工を行っているだけではありません。例えばφ600を超える薄肉大径リング加工品でも真円度±0.01(機上)にて加工を行うことができる高精度加工ノウハウを保有しており、航空機や産業機器などの業界からの厳しいご要求にもお応えしています。

そこで、当記事では、真円度±0.01の大型旋盤・ターニング加工を実現する当社の取り組み、ポイントについて詳しくご紹介します。

ポイント①:立旋盤を使用して、加工を行う

例えば、横旋盤(正面旋盤)で、φ400、φ500以上の製品を加工しようとすると、製品の自重で正しくクランプすることができない場合があります。また、そもそも横旋盤では、クランプすることができないといった場合もあります。

一方で立旋盤を活用すると、ワークを置くようにクランプするため、自重による影響を受けません。これによりきちんと固定することができ、優れた真円度を実現することができるのです。ちなみに弊社が保有する立旋盤では、最大φ2500mmの製品へ旋盤加工を行うことが可能です。

ポイント②:加工前にワーク・測定器の温度を測定する

真円度±0.01の大型旋盤加工を実現するためには、加工前にワークや測定器の温度を測定することが重要です。当然のことながら、材質によりワークの熱膨張率は大きく異なります。ワークの温度を加工前に測定し考慮していないと、加工精度に大きな影響を及ぼします。

また、測定の際にも同様のことがいえ、測定器とワークの温度が大きく異なると、正確に測定を行うことができません。そのため、加工前にワークと測定器の温度を測定し、均一な温度に調整することは優れた真円度を実現する上では欠かせません。

ポイント③:適切な工程で熱処理を実施する

真円度±0.01の大型旋盤加工を実現するためには、材料が持っている内部応力、加工応力を熱処理により、緩和することが非常に重要です。そのため、加工後に熱処理を行うのではなく、適切な工程、加工前、中間工程で熱処理を行う必要があるのです。これにより、優れた精度での大型旋盤加工へつながります。

大型旋盤加工のことなら、大型旋盤・ターニング加工.comにお任せください!

大型旋盤・ターニング加工.comを運営する秦精工では、これまで積み重ねてきた機械加工技術・ノウハウと、各種大型機械加工設備により、大型旋盤加工のニーズにお応え致します。立旋盤のほか、大型の5面加工機や5軸加工機も取り揃えておりますので、大型の旋盤加工品に対する追加工はもちろん、特殊鋼・難削材に対するフライス加工や複雑形状の加工にも対応することが可能です。大型旋盤加工のことなら、大型旋盤・ターニング加工.comにお任せください。

関連事例 一覧

一覧へ戻る