大型旋盤 豆知識

2024.05.10

大型旋盤加工によく用いられる”ダイス鋼”とは?

ブログ・豆知識

皆様は、大型旋盤加工によく用いられるダイス鋼について詳しくご存知ですか?「ダイス鋼は知っているが、特性などは詳しく知らない…」なんて方も多いのではないでしょうか。そこで、当記事では大型旋盤加工によく用いられるダイス鋼について、詳しくご紹介したいと思います。

ダイス鋼とは?

ダイス鋼とは、強度に優れた合金工具鋼で、JIS規格ではSKDと呼ばれます。主なSKD材の例としては、一般的に冷間金型に使用される「SKD11」、熱間金型に使用される「SKD61」などがあります。ダイス鋼という名前の由来は、金型部品に使用されることが多い材質であるため、「ダイ」の複数形からきています。そんなダイス鋼(SKD材)ですが、加工性の非常に高いS50C等の炭素鋼と比較すると、加工がやや難しいといえます。(※当社では、問題なくダイス鋼の大型旋盤加工を行うことが可能です。)

b0ceb4fb2143de550b569403e366d45f-400x300

ダイス鋼の特長

特長①:硬度が高い

一般的に、ダイス鋼はそのまま使用することは少なく、熱処理を行い硬度を向上させた上で使用されます。(※熱処理後の硬度、SKD11:HRC58以上、SKD61:HRC45~50)この特性から、強度が求められるような用途でも幅広く使用されています。ただし、熱処理後には切削加工が困難となるので、精度が求められる場合には、研削加工などによる仕上げ加工が適しているといえます。

特長②:耐摩耗性に優れる

熱処理を行うことで、ダイス鋼は耐摩耗性も大幅に向上します。この特性から大型品の摺動部などにも用いられるケースがあります。

特長③:入手性に優れる

一般的なダイス鋼(例:SKD11、SKD61)は入手性が非常に良好です。ただし、これら以外のダイス鋼は、入手が難しいケースもあるので注意が必要です。

ダイス鋼の大型旋盤加工のことなら、大型旋盤・ターニング加工.comにお任せください!

大型旋盤・ターニング加工.comを運営する秦精工では、これまで積み重ねてきた機械加工技術・ノウハウと、各種大型機械加工設備により、ダイス鋼の大型旋盤加工を得意しています。ダイス鋼の大賀旋盤加工の委託先をお探しの方は、是非下記リンクより当社の特長をご覧ください。

>>ダイス鋼 大型旋盤加工サービスはこちら

関連事例 一覧

  • 投稿はまだございません
    もうしばらくお待ちください。
一覧へ戻る