大型旋盤 豆知識
2023.12.11
航空機部品の大型旋盤加工もお任せください!
ブログ・豆知識
航空機には、自動車と同様に数えきれないほどの幅広い部品が使用されています。細かい部品から大きな部品まで様々ですが、特にエンジン回りの大きな部品には、大型旋盤加工品が組み込まれています。当記事では、航空機部品の大型旋盤加工を多数手がけてきた大型旋盤・ターニング加工.comの実績に基づき、航空機部品における大型旋盤加工について簡単にご紹介したいと思います。
航空機における大型旋盤加工品の代表例
大型旋盤加工は、航空機のエンジン周りの部品に使用されることが多いといえます。その中でも大型旋盤加工が重要な役割を果たすのは以下の部品です。
エンジンタービンディスク
タービンディスクとは、タービンブレード(動翼)を外周部に固定する円盤状の部品です。 航空機エンジンの内部で発生した高温・高圧の燃焼ガスを受けたブレード・そしてこのディスクとともに高速で回転し、前方のファン(風車)へその駆動力を伝える役割を果たします。
この通り、過酷な環境下に使用される部品であるため、高い耐熱性・強度を兼ね備えた耐熱合金が採用されることが一般的です。また、航空機の核となるエンジン部品であるため、非常に高い精度・品質を求められ、大型旋盤加工にあたっては特殊なノウハウが必要不可欠です。
エンジンタービンケース
タービンケースとは、その名の通りタービンを覆うケースの部品です。タービンディスクと同様に航空機の核となるエンジン部品であるため、優れた精度・品質が求められます。加工にあたっては、高度な大型旋盤加工のノウハウが必須となります。
航空機における大型旋盤加工実績
これらの部品をはじめとし、様々な航空機部品が大型旋盤加工により製造されています。実際に当社では数多く航空機部品の大型旋盤加工を手掛けてまいりました。その一部をご紹介したいと思います。
航空機エンジン部品(タービンディスク)
このインコネルの加工品は、大型旋盤・ターニング加工.COMを運営する秦精工が保有する、立型旋盤を使って加工を行ったもので、航空機エンジン部品の素材一次加工品になります。機密保持契約のためお見せできる情報が極めて限られてしまいますが、大型旋盤・ターニング加工.COMを運営する秦精工が保有する、立型旋盤(オーエム/VTLex1600)を複数台使用して量産体制を整えている製品です。
航空機エンジン部品(その他サンプル品)
大型旋盤・ターニング加工.comを運営する秦精工では、難削材と呼ばれるインコネルの切削・研削における材質特性を押さえた上で日々加工を行っております。インコネルの切削加工品の多くは機密情報が含まれるものが多く写真ではなかなかお伝えできないのですが、その中でも今回は、当社がCNC旋盤とマシニングセンタを使って加工を行ったサンプル品をご紹介させて頂きます。
航空機エンジン部品(燃焼器)
このインコネルの切削加工品は、大型旋盤・ターニング加工.COMを運営する秦精工が行うインコネルの切削加工の中でも、特に難易度の高い製品のひとつであり、当社が所属する航空機産業を目指す企業グループ「SUSANOO」と島根大学が共同で製作したジェットエンジン向けに試作を行った部品になります。当社はその中のインコネル718で製作する「燃焼器」を担当し、無事に組立と初回の試運転を終え、今後の改良に期待しています。
航空機部品の大型旋盤加工なら、大型旋盤・ターニング加工.comにお任せください!
大型旋盤・ターニング加工.comを運営する秦精工では、これまで積み重ねてきた機械加工技術・ノウハウと、各種大型機械加工設備により、航空機部品の大型旋盤加工にも対応しています。立旋盤のほか、大型の5面加工機や5軸加工機も取り揃えておりますので、大型の旋盤加工品に対する追加工はもちろん、ステンレスに対するフライス加工や複雑形状の加工にも対応することが可能です。大型旋盤加工のことなら、大型旋盤・ターニング加工.comにお任せください。
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