この高精度 大型旋盤加工品は、大型旋盤・ターニング加工.COMを運営する秦精工が加工を行う旋盤加工品の中でも、特に大径かつ高精度に仕上げた大径リングになります。材質については、外径部:S25C、内径部:WJ1(ホワイトメタル)となっており、当社ではS25CにWJ1を鋳込んだものを外部から購入した上で、内径・外径そして端面の加工を縦旋盤を使って行っています。
本製品は別名2分割シールリングともいわれる大型発電所用の発電機に使用されるパーツです。秦精工では最小φ460から最大φ965までの同型の部品を製作しており、様々なサイズのバリエーションがありますが(φ600の大型旋盤加工品のご紹介はこちら)、相手部品とのクリアランスがとても重要になるため、内径の公差がすべて統一されております。旋盤加工を行う企業様、あるいは多くの旋盤加工品を取り扱われている企業様ならお分かり頂けると思いますが、厚み28mmと非常に薄いリング形状で、最大サイズφ965の場合でも真円度は0.05(機上で0.01)に収めなければならないという非常に難易度の高い加工を行っています。
大型の旋盤加工においては、ただ大きな旋削加工を行うだけなら設備さえあれば十分ですが、高精度加工となると最適な加工機を選択することに加え、加工プログラム・刃物の選定・段取り・専用治具の設計および取り扱いなど、深い知見と高度なノウハウを集結しないと達成できません。大型旋盤・ターニング加工.comでは、独自の立旋盤加工ノウハウを用い、φ1000近い大径薄物リングでも±0.01を達成することが可能です。大径かつ高精度な旋盤加工品でお困りの場合は、ぜひ当社までお声掛けください。